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アワノトモキの「読書の時間」

#56-5 『創造性とは何か』後編/「創造とは問題解決なり」「創造性と保守性の両輪」

1日前19分

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エピソード概要

どうも、ホシノです。今回は前回に引き続き、川喜田二郎さんの名著『創造性とは何か』(講談社現代新書)の後編をお届けします。前回は川喜田さんの型破りな生涯や移動大学の実践に迫りましたが、今回は本書の核心である「創造性」の定義やメカニズムについて深掘りしました。クリエイティブという言葉のイメージを覆す、非常に実践的で唸らされるポイントが2つあります。 創造とは「問題解決」であり、保守性との両輪である川喜田さんは「創造とは問題解決なり」と言い切ります。単にゼロから斬新なものを生み出すことではなく、直面した課題を泥臭くやり遂げる実行力そのものが創造性です。さらに興味深いのは、「創造性」と「保守性」は対立するものではなく循環する両輪だという指摘。土台となる既存の安定(保守)があるからこそ大胆な非合理の挑戦(創造)ができ、その挑戦が成功して新たな定番(保守)へと回帰していく。単なる破壊に終わらせず、持続的な成果を生むための本質的な視点です。 切実さが引き寄せる「必然のイノベーション」創造性を発揮するための条件として挙げられるのが「自発性」「切実性」「モデルのなさ」の3つです。特に重要なのが「切実性」。狙って小器用に起こしたイノベーションは脆く、周囲からの要請や直面した困難に追い込まれ、「もう自分がやるしかない」と腹を括ったときにこそ、本物の創造性が発揮されます。また、全力を尽くして創造的な問題解決を成し遂げた場所こそが、大人にとっての「第二のふるさと」になるという言葉にも深く共感させられます。 ネットやAIで手軽に情報が手に入る今だからこそ、自らの足で現場に出向き、切実な問いに向き合うことの価値を再確認できる回となりました。ぜひお聴きください!

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